自動車・輸送用機器

一つの会社に所属しながらも、
業界に縛られず幅広いキャリアに
チャレンジできる点が魅力だった

2015年入社
柴田 準一郎JUNICHIRO SHIBATA
配属先
住友電装株式会社

自動車部品メーカーで車載ECUの評価を担当している柴田さん。2018年度には、業務効率を上げるためのシステム刷新に乗り出しMVEを受賞しました。車の安全性に関わる仕事をする上で、大切にしている思いを伺いました。

安全性を最終チェックする、ECUの評価業務を担当

大学では制御工学を専攻し、その知識を生かした仕事に就きたいと思っていました。ただ、エンジニアとしてのキャリアを考えたときに、一つの業界に縛られずいろんな道を選べる場所に行きたかった。僕にとってトラスト・テックは、転職をしなくて幅広くチャレンジができる魅力的な環境でした。

2015年の入社時から自動車部品メーカーに配属され、以来一貫して車載のECU(エンジンコントロールユニット)の評価業務を担当しています。車載ECUとは、車のさまざまな機能を電子制御するコンピューターのこと。

これが正しく動いているかをチェックするのが僕の仕事です。ECUによって、車線維持システムや車間距離制御システムなどのほか、ドアのロック解除や対向車を感知してライトを自動で動かすといった、車を構成するあらゆる動きの制御が可能になっています。

評価は試乗テストを行うこともありますが、大半は現物と近い環境で行います。メーカーからの指示書やチェック項目を見ながら、求められている動きを正確にできているか、コンピューター上に出る数値などを確認しながらチェックしていきます。自動車に搭載されるものなので、動きに問題があれば命にかかわります。

少しでも引っかかる動きがあれば報告して開発担当に修正してもらい、再び評価する。安全性が確実に担保されなければOKを出せない、最後の砦みたいな仕事ですね。

最新のECUに触れ、未来を先取りできる

いまや自動車1台にECUが100個近く搭載されているものもあり、制御しているものは多岐にわたります。そのすべてを見ることはできないので、評価部門のメンバー20人でそれぞれ担当領域を持ちながらチェックしていきます。

僕が1年目で最初に担当したのはワイパーの動きでした。雨を感知したらワイパーが自動で動く制御システムで、その部分だけは自分が一番詳しくならなくてはいけません。しかも、ワイパーの動きに問題があれば視界を妨げ安全運転を脅かすので責任は重大。評価の仕事が安全性に直結するという意識は、このときに強く刻まれました。

ときには、メーカーの指示書には明記されていなかった内容でも、評価の過程で変更した方がいいと判断することもあります。例えば、ある二つのボタンを同時に押してしまうと動きに支障が出る…といった場合。指示書ではそんなケースは想定されていないため、開発担当者はそこまで制御されたシステムを設計していません。ただ、評価側は万が一のケースも気にしなくてはいけない。

開発担当者とぶつかることもありますが、ほんの少しの引っかかりでも、言わなかったことで大きな問題に発展することがあります。そういう事態が起こらないように、報告は欠かさないようにしています。

一つの領域をきちんと見られるようになると、次に担当する機能が加わっていき、少しずつ業務範囲が広がっていきます。まだ世に出ていない最新の機能に触れることも多く「こんな車ができるんだ」と未来を先取りできるのが、この仕事の醍醐味。自分が評価したECUが新車に搭載されているのを見ると、少し誇らしい気持ちになります。

自ら業務改善に乗り出し、2018年度のMVEを受賞

2018年にはトラスト・テックの表彰制度で「MVE(スキルアップ部門)」を受賞しました。配属先で進めた業務改善施策をしっかり見ていてくださったことがうれしかったですね。

僕が行ったのは、自動チェックシステムの刷新です。評価業務には、手動でチェックする領域もあれば、機械が自動でチェックしてくれる領域もあります。自動チェックシステムは、評価手順を入力すれば昼夜問わず進めてくれるため、業務効率を上げるには欠かせないもの。しかし当初、チェックできる領域は「ライトを動かす」という1つしかありませんでした。ECUは年々進化し、評価すべき領域がどんどん増えているのに、自動チェックシステムの機能が増えなければ、業務は回りません。そこで、評価業務の傍らでシステム改善を進めることに。

勉強したり周りの詳しい人に聞いたりしながら、自動でチェックできる領域を増やしていき、約1年かけて5領域に対応できるシステムが完成! 業務効率は圧倒的によくなったと実感しています。

今は自動車業界でしか経験を積んでいませんが、せっかくトラスト・テックにいるのだから、ほかの業界にも行ってみたいですね。例えば飛行機なんて面白そう。チャレンジしたいといえば、実現する道を探ってくれるのがトラスト・テックのよさなので、積極的にやりたいことを発信していきたいと思っています。

就職活動に取り組んでいる後輩の皆さんへ

働き方の幅広い選択肢があるのが、トラスト・テックの最大の強みです。僕みたいに、「いろんな業界に行きたい」「エンジニアとして活躍の幅を広げたい」と思っている方には、ぜひおすすめしたいですね。

取材日2019.2.2

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